CD 輸入盤

交響曲第5番 ギーレン&ザールブリュッケン放送交響楽団(1971年ステレオ)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT271
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

新マーラーシリーズ
ギーレン「我が生涯最高のマーラー演奏の数々」
第1弾は、40代の異常に過激な5番


『41歳のギーレン、「冷血系指揮者」との呼び名にふさわしい、徹底した「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。ひたすら過激で直截。強烈なコントラスト、何の躊躇も遠慮もない。まさしく奇演と言っていい』 鈴木淳史

今回ミヒャエル・ギーレンの「わが生涯で最高のマーラー演奏の数々」と題する新シリーズが始まります。マーラーの権威として知られる存在となったギーレンですが、彼が自ら選び純粋に音楽的に満足した演奏会のみをピックアップして発売。
 第一弾は冒頭からして忘れがたい印象を与えるマーラー5番。本人が特に強く薦めるマーラー。真の意味で聴きものです。
 「第一楽章の冒頭のトランペットによるファンファーレからして、とてもシニカルなのである。圧巻はスケルツォだ。なんというすさまじい切れ味。やりすぎなまでの対旋律の浮き出し。そしてコーダはすべての声部がカッチリとした音型をたもったまま高速で駆け抜ける。まさしく「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。このキレキレの楽章のあとにアダージェット、そのやわらかい音色が強烈なコントラストを与えてくれるものの、作品に関する感情を徹底的に脱臼させ構造意識をゴリゴリと全面におしだす。まさしく奇演といっていい。そんな彼の意志が徹底されたメッセージを、一人のアーティストの生きた証として受け取る喜び。」と鈴木淳史氏も激賞でございます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 [65:19]
 12:09 + 13:22 + 16:25 + 09:17 + 14:06

 ザールブリュッケン放送交響楽団(現ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)
 ミヒャエル・ギーレン(指揮)

 録音時期:1971年2月11,12日
 録音場所:ザールブリュッケン・コングレスハレ
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 32bit Digitally Remastered

内容詳細

指揮者の自薦というが、なぜ今頃になって71年のライヴを、と思ってしまう。ギーレン独特のとがった響きはこの頃から顕著だが、最近の彼の演奏と比べるとずっと若々しく燃えたぎっている。オーディオ的には最近のものとは比較できないが、貴重なライヴ。(白)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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ギーレンについては、1992年にスタジオ録音...

投稿日:2013/12/08 (日)

ギーレンについては、1992年にスタジオ録音された南西ドイツ放送交響楽団とのベートーヴェンの第5交響曲(カップリングは86年の第6番)を聴いて、心底ぶったまげた記憶がある。まるで宇宙人がベートーヴェンの楽譜をはじめて見て指揮をしているような、完璧で確信犯的な異質感が強烈に印象に残っている。 今回のマーラー5番は、ギーレン41歳の時のキレキレの演奏が聴けて、実にユニークだ。まるでスピーカーとスピーカーの間の壁に楽譜が大写しされているような印象の、非常に分析的な指揮ぶりだ。実際、そんな事を思いながら聴いていたら、第3楽章の2分20秒を過ぎたあたりで、ぺらりと楽譜をめくる大きな音が収録されている。各楽器、弦と木管、金管、打楽器それぞれが全然溶け合うことなく、鮮明に聴こえてくる。普通クラシックのレコードやCDと言うのは、各楽器の音や演奏を、「雰囲気」や「バランス」という膠(にかわ)で捏ね混ぜ合わせてキャンバスに塗り固めて、製品化したものだ。その時点で、「鮮度」が犠牲にされるが、このCDは実に「鮮度」ピチピチという印象だ。魚で言うと、普通はいろんな魚の切り身やすり身を大きな鍋でぐつぐつと煮て、その出汁のうまみが「コク」のある味わいとしてのカギとなるわけだが、この演奏は真逆で、とれとれピチピチの新鮮な魚の刺身をわさびと醤油で、あるいは上ネタのすしを食べているような印象だ。これは録音技師と製作者の好みの問題だけでなく、指揮者ギーレンの意志と指向性がはっきりと刻まれていると言えるだろう。非常にユニークで際立った指揮ぶりなので、好みのわかれるところだろう。ワルターやバーンスタインには絶対ありえない、ある意味で作品を突き放した印象の演奏だ。 ひとつ残念なのは、マイクの感度が高いためか、ホワイトノイズのようなライブ収録特有のノイズが入っているのだが、そのノイズリダクションのやりかたが荒っぽく、弱奏部分がブツブツ途切れることだ。とくに、非常に繊細な第4楽章のアダージェットの冒頭と終盤でもこの現象が起こっていて、この楽章を台無しにしてしまっている。ここは収録ノイズはそのままにしてでも、最弱奏を犠牲にしてはいけないところだ。原盤自体がそうなってしまっているとしたら、取り返しようがないが。

oni-bikkuri-syakkuri さん | 山梨県 | 不明

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以前ザールブリュッケン放送響の記念盤で第...

投稿日:2013/11/24 (日)

以前ザールブリュッケン放送響の記念盤で第2楽章だけ出ていてどうしても全曲聴いてみたかったものだが、音程の悪いオケを無理矢理締めたような疵の多い記録で、若干期待外れの感は否めない.壮年期のギーレンの媚びの一切感じられないマーラーは貴重だが(他にはSWF響との6番 https://www.hmv.co.jp/product/detail/247255 くらいしかない)、本当にもうちょっと条件の良い記録はなかったのだろうか.文句ばかり言ったがザールブリュッケン放送響の少し鄙びた温かみのある弦管はそれなりに味わいはある.

ombredouble さん | 東京都 | 不明

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1971年にして、このような演奏をしていたと...

投稿日:2013/09/23 (月)

1971年にして、このような演奏をしていたということが、まず驚き。バーンスタインと同じ頃で、カラヤンより前です。こういう演奏は聞き込むほどに味が出るというのでしょうか。とても細かいところまで指揮者の指示が入り込んでいて、アコーギクというんでしょうか、アドリブとまではいきませんが、独創的なマラ5に仕上がっています。評判の第3楽章は、瞬間瞬間が目新しく、あれもこれもという風に聴いていると、あっという間に時間がたってしまいます。こんなに刺激的なマラ5もそうあるものではありません。これを一本の指揮棒でコントロールしているというのですから、ギーレンたいしたものです。私はギーレンを高く評価しているのですが、それも間違いではないと改めて思います。第5楽章のコラールは、70分間演奏してきて、もう疲れたといった具合に盛り上がり、でも今日の演奏はとても良かったと感動で終わります。そんな解釈ありかと思いますが、そこら辺の面白さがいっぱい詰まったマラ5。新しいコレクションにどうぞ。

yukiyasu さん | 三重県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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